「来し方、行く末」
という言葉があります。
今日までの過去。
今、現在。
そして、これからの未来。
「人材」と「育成」言う観点から我々の専門業種を見た時に、果たして今までやり方が正解であったのかと疑問に思うことがあります。
そして、今現在かかえている問題は少なからず、そこにも原因があったのではないかとも思えます。
これからの未来を見据えて、過去の教訓を生かし
今、出来る事、
今、やらなければならない事、
今、考えなければならない事、
が、有ると思います。
「担い手確保」「若手入職者不足」は、我々建設業界に大きな問題としてのしかかっています。
今までの業界のイメージ、就業環境等の問題が、一般の方々に先行し、現在のこの問題にも大きく影響しているのではないかと思っています。
私共、専門工事業者は顕著にそれが見られます。
この危機的状況を打開したく、ここ数年県内の建設科のある工業高校のご理解とご配慮で、「専門工事業者の出前授業」を実施してまいりました。
専門工事業者数社で各工業高校へ出向き実際に生徒達に作業をしてもらい、一人でも多くの生徒に「建設業」を理解してもらおうと始めた事業です。
実習をする度に、その生徒達の意欲ある反応に感化されてまいりました。
出前授業を終えると、生徒達からは「建設業に対する理解」と「やりがい」「達成感」「プロの技術」を存分に感じてもらえました。
その成果として、卒業後の進路に我々「建設業」「専門工事業」を選び、入職してくれる生徒達が年々増えてまいりました。